ソースコードを読むだけでは意味がわからないTYPEALIGN()という処理があった。 内容は以下のような短いものだった。
#define TYPEALIGN(ALIGNVAL,LEN) \ (((long) (LEN) + ((ALIGNVAL) - 1)) & ~((long) ((ALIGNVAL) - 1)))
処理内容をコードからそのまま表現すると、
「LEN+ALIGNVAL-1の値と、ALIGNVAL-1の値の補数の間で、ビットごとのAND演算を行い、その結果を返す。」
となる。 しかし、これでは意味がわからず、上位の処理の概要も書けない。
動作事例をいくつかテキストファイルに書いて、動作を考えてみることにした。
すると、LEN以上のALIGNVALの倍数のうち最小の値が得られることに気が付いた。 そこで、概要の欄に、
「LEN以上であるALIGNVALの倍数のうち、最小値を返す。」
と追記した。 そして、備考の欄に動作事例を貼り付けて、説明の根拠とした。